2018年4月2日月曜日

人間の目的は「身体の拡張」

 人類にあえて目的があるとするのならば、それは「身体の拡張」なんだよな。

 それは、体に何かを取り付ける、などの直接的な事でもなく、外部においてでも「自分である」と思う何かを認識し、コントロールする、という事でもある。
 これを一般的には「持つ」「所有する」と言う。

 子供を産むということも、自己の身体を拡張する事だ。
 これに説明はそういらないだろう。

 生物一般にもある程度同様な事が言える。

 人間と他の生物との違いは、脳の量が大きい小さいという事で、これは、外部の何かを自己の身体の一部としてどの程度の範囲で認識しどの程度多様に扱う事が出来るか、ということだろう。

 ちなみに、人間の目的や生物の目的を「生存」と解釈する事は、良くあることだが、生存と言うのは、手段であって、目的では無い。
 目的は、あくまでも身体の拡張である。
 生存は利己的だ。
 身体の拡張は、決して利己的では無い。

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